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2019年9月7日
その他
兵庫県伊丹市 前田邸基礎着工
こんにちは、タイコーアーキテクトの前田です!
昨日は自邸の地鎮祭について書かせて頂きましたが、本日はひっそりと始まっている工事についてお伝えさせていただきます。
その前に少し敷地についてのご説明。
場所は兵庫県伊丹市。
北西角地に位置する南北に細長い敷地です。
敷地面積142.81㎡(43.20坪)、建蔽率60% 容積率200%の敷地になります。
詳しい設計手法に関してはまた後日詳しく書かせて頂きますが、南側に建つ3階建ての共同住宅との隣地間隔が約10mある事を活かし、南面からの直射日光を効率的に取り入れることを考えた住宅。中庭のあるパッシブハウスです。
さて、今日の本題ですが、先日ついに着工を迎え、配筋検査をしてきたので少し基礎の構造についてお話できたらと思います。
木造二階建ての家の場合、基礎の構造についてしっかりと考えられているケースはほとんどありません。どんな建物が建っても配筋の太さや強度はほぼ一緒。
しかし、実際に構造計算をしてみると全く違う基礎になります。その敷地の地盤の硬さや改良体の位置、建物の柱や耐力壁の位置で基礎に伝わる力が変わります。その伝わる力の大きさに応じて鉄筋量が変わったり、太さが変わったり、はたまたコンクリート強度を変えたりしていきます。当たり前の事だと思いませんか?
今回も鉄筋量はかなり多くややこしい配筋でした。
その1箇所1箇所が構造計算書に基づいた配筋になっているかを確認したのが先日です。
基礎を構成する鉄筋コンクリートは圧縮力に強いコンクリートと引張力に強い鉄筋の良いところを掛け合わせた構造躯体になります。そのため鉄が錆びないようにかぶり厚さという寸法が決められていたり、鉄筋が一体化するように鉄筋同士が重なる継手の長さが決められていたり、コンクリートにしっかりとつくように鉄筋の形や端部の加工が決められていたりします。異なる部材同士を組み合わせているからこそ、しっかりと確認しないと耐久性や強度が変わってしまいます。
最近業界側でもお客様側でも、少しずつ耐震についての意識が高まってきているように思いますが、基礎について質問されることはほとんどありません。
どうせなら家を支える大事な基礎のことも知っておいて損はないかなと思います。
大阪で高気密・高断熱、パッシブデザイン設計、モダンインテリア
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