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2022年9月9日

その他

自然と共生する建築|SUEP.展見学

こんにちは、タイコーの池本です。

先日新潟へSE柱脚金物工場見学に行った帰り、実は東京に立ち寄りTOTOギャラリー・間にお邪魔しました。

人間・時間・空間、そしてそれぞれの間合いという、日本特有の概念を表象する「間」の一字を名称とした「TOTOギャラリー・間(ま)」は、社会貢献活動の一環としてTOTOが運営する、建築の専門ギャラリーです。

今回ギャラ間に訪れた最大の理由は・・・

「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」という末光弘和+末光陽子 / SUEP.(スープ)の展覧会が開催されていたからです。

実は仁九郎社長がSUEP.さんの大ファンでして、お二方の著書も愛読しています。

SUEP.さんは地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション技術を用いて、資源やエネルギー循環に至る自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけてらっしゃいます。

設計業務だけでなく設計に携わる全員が、計画地における日照や風、地熱などを調査する社内研究会「SUEP.LAB.」の活動も行ってらっしゃいます。

パッシブデザインを軸として設計している我々にとって、お二方の建築・研究からは学ぶべきところが多いのです👏

SUEP.さんの活動はウェブサイトにも詳しく掲載されてますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

SUEP. 公式サイト

さて、ここから展示会場のようすを少しレポートさせていただきます。

展示会場の壁にはSUEP.の活動を図解されているのですが、全部陽子さんの直筆とのこと。

お二方の思考が読み取りやすく、スッと頭に入ってきました。

3階・中庭・4階が展示会場となっており、3階は主に研究について、中庭にはパビリオン、4階には具体的なプロジェクトについての展示がされていました。

研究の対象は、建物だけでなく、隣接するほかの建物や、建ったあとの未来にも目が向けられます。

リサーチしたことからスタディを繰り返して得られた結果を親しみやすくわかりやすい展示で伝えられていました。

こちらは太陽の軌道(夏至/春分・秋分/冬至)をアクリル半球ドームに表した模型。

パッシブデザインをする上では季節ごとの太陽の動きを把握しておくことは欠かせません。

口頭では伝わりにくいところなので、こういったアプローチは参考になります。

中庭にはSUEP.さんがこの場のためにつくったパビリオンであるShading Domeが展示されています。

会期中(6月~9月)は東京で最も暑い時期になることを考えて、涼しい木陰をつくったそうです。

木の葉を模したアルミのパネルを450枚使ってアーチ状にしたシェード屋根。

組み上げたときの形状については全日程の日照を調べ、床に落ちる影をシミュレートしたうえでデザインされています。

4階には現在進行中のプロジェクト「百佑オフィス」の柱部分や、「レソラ今泉プラス」の外装モックアップも展示されていました。

建築による自然との関わり方、向き合い方、そしてわかりやすいプレゼンテーション方法を学ぶ貴重な機会となりました!

またいつか、お二人とじっくりお話しできる機会がくることを祈って・・・🥺✨

 

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