コラム

COLUMN

2020年4月28日

地震ってどういうメカニズム?

そもそも地震はどのようにして起きるのでしょうか?

地震とは、地球の地下にあるプレート(地殻)がずれて動く現象です。
それが地上へと伝わり「揺れ」となります。

プレートとは地球の表面を何層にもなって覆っている岩板で、その厚さは約100kmにもなると言われています。
そのプレートの動きが原因で地震が起こります。

プレートは地球内部で対流しているマントルの上に乗っており、ごく僅かずつですが常に動いています。
プレート同士がぶつかったり、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだり…



日本が世界的に見て「地震多発国」である理由は、このプレートが4つ重なり合う場所に位置しているためです。
海のプレートである太平洋プレート、フィリピン海プレートが、陸プレートである北米プレート、ユーラシアプレートの方へ1年で数㎝ずつ動いていっており、陸のプレートの下に沈み込んでいきます。
なんだか壮大なスケールの話ですね・・・。

陸のプレートが引きずりに耐えらえなくなり、跳ね上がるようにして起こるのが「プレート境界での地震」です。
東南海地震(1944年)、南海地震(1946年)、十勝沖地震(2003年)、東北地方太平洋沖地震(2011年)などがあります。

さらに、プレート内部に力が加わって発生する地震が「プレート内地震」。プレート内地震には沈み込むプレート内の地震(深い地中での地震)と陸のプレート内の地震(地表面に近い浅い地震)があります。
沈み込むプレート内の地震によって起こったものには、昭和三陸地震(1933年)、釧路沖地震(1993年)、北海道東方沖地震(1994年)、
陸のプレート内で起きる浅い地震のよって起こったものには、阪神・淡路大震災(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、岩手宮城内陸地震(2008年)、熊本地震(2016年)などがあります。

陸域で発生する浅い地震は、プレート境界で発生する地震に比べると規模が小さいものの、人間の居住エリアに近いところで発生するため、大きな被害がでることが多くなります。
一般的には直下型地震と言われる「縦揺れ」が発生する厄介な地震です。


なんだか「耐震」とは関係のない話でしたが、「地震のメカニズム」こうなっていたんですね~。
次回は震度とマグニチュードの違いを見てみましょう。

 

参照元:気象庁ホームページ
https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/jishin/about_eq.html