パンの店 あん

店主の想いを形にしたあたたかみのあるお店

シンプルなコンクリートブロックの素材感が印象的な店構えに緑で彩られたエントランス。少しだけ店内の様子が伺えるガラス窓からは「ここは一体何屋さん？」とわくわく感を掻き立てられます。

店主は約10年間にわたり、パンの名店、デニッシュ食パンの専門店、レストランで修業を重ねられその後、子育て世代が多く暮らす地元鴻池に帰郷し2014年ご夫婦で店をオープン。

たびたびお客さまにも尋ねられるという店名の由来は、娘さんの名前「あんちゃん」から。親しみやすく、覚えやすい店名であるとともに、ご家族とお店に対する愛情が感じられます。

店頭には一日を通し、お惣菜パンから菓子パン、食パン、ハード系のものまで平日は約80～90種類、土曜には100種類にも及ぶ個性豊かなパンの数々が並びます。

全体的に少し照明をおとした店内は｢パンに焦点を当てる｣という店主のこだわりが反映されたライティングも魅力のひとつ。

確かな技術と静かな情熱をもちパン作りに実直に取り組む｢職人｣の店主と、お客様との会話を自然に楽しまれている気取りない奥様の温かな人柄は、パンとお店全体に表れており地域の方はもちろん、そこに留まらずパン愛好家、プロのシェフにまで愛されるパン屋さんとして多くの人を惹きつけていることでしょう。また、地域のイベントなどに出店することで、パンを通して街の方との交流も大切にされてるそう。

鴻池を熱い街にしたいという店主の想いから今後もお客様に楽しんでいただけるよう、パン屋という枠組みにとらわれず、新たな可能性に挑戦し続ける｢パンの店あん｣さんから目が離せません。