施工事例

WORKS

巣の家

今回の建築地はゆったりと落ち着いた街の中にある南西向きの土地。前面道路もかなり広かったのでパッシブデザインをするにはもってこいの敷地でした。

冬でも明るく温かな室内にするために2階LDK南東面には大開口を設け、南西面には高さを揃えた連窓を配置し空間全体に光を届けます。北東には緑あふれる公園があり、その景色をLDKや玄関など家の中に取り込めるような窓配置にもこだわりました。道路側に大開口を設けるとプライバシーが確保されにくいですが、3.5m以上の奥行きをもたせた広いバルコニーを前面に配置することで日射を遮らずとも外部からの視線をカットできます。夏場は陽が入りすぎるため日射遮蔽としてバルコニーの上にオーニング設置を提案させていただきました。

またオーナー様はホワイトを基調とした北欧モダンインテリアがお好みだったので、もともとお持ちの家具と合うようなシンプルでありながらも素材の良さを活かした内装提案をさせていただきました。明るく爽やかな空間を目指しつつ、使い勝手やお手入れのしやすさにもこだわりながら面材をピックアップ。

暮らしの中に豊かな緑の一部が取り込まれ、自然光で明るく爽やかなLDKのおかげでずっとここに居たくなる「巣の家」。タイコーならではのパッシブデザイン住宅がまたひとつここに完成しました。

  • 緑あふれる2階建てパッシブデザインハウス。サンドベージュ(T4005)の外壁にウリンフェンスが馴染んでいます。
  • グレーのタイルで仕上げた階段ホール。隣の公園の緑を玄関からも楽しめるように大きく窓を設けています。
  • 借景を活用し、緑を暮らしに取り込んだダイニング。ホワイトでまとめたインテリアの中に緑がアクセントとして利いています。
  • moireという塗装材で仕上げたテレビ背面壁。裏側にはキッチンが配置されています。
  • 勾配天井になっているリビング・ダイニング。南東面に設けた連窓と南西面に設けた引き違い窓+高窓から入り込む陽の光・熱のおかげで冬場は暖かく過ごせます。
  • 調理に集中したいということで独立型キッチンを採用。リビング・ダイニングとキッチンを区切る壁は上部を抜いており、また外部からの光も取り込むために窓も設けているので窮屈に感じることなく料理を楽しめます。
  • 広々としたバルコニーはオーニングを設置しているので、室内のように使えます。春快適な気温の季節には朝食をここで食べているとのこと。
  • 窓を2方向から効果的に配置した寝室は日中明るく、窓越しから見える緑がさわやかな印象を与えます。
  • トーンを統一したトイレはアクセントタイルによって高級感のある上質な空間に。
  • 脱衣所兼洗面室。ホワイトを基調としつつミルクブラウンの面材を使ってオシャレに仕上げた洗面台です。

ARCHITECTURAL DATA

設計士
前田良
完成
2023年
所在地
大阪府吹田市
建築面積
75.35m2(22.79坪)
延床面積
129.17m2(39.07坪)
敷地面積
202.35m2(61.21坪)
建ぺい率
40%
容積率
80%
階数
2階
家族構成
夫婦+子供1人
構造
耐震構法SE構法
耐震等級
3(最高等級)
耐風等級
2(最高等級)
温熱等級
6
温熱地域区分
6地域
年間日射量地域区分
A4区分
用途地域
第一種低層住居専用地域
防火地域
法22条地域

ECO SPECS

省エネ性能の値

一次エネルギー消費量
392MJ/ (m2・年)
年間暖冷房負荷
192.64MJ/ (m2・年)
Q値(熱の逃げにくさ)
1.51W/m2K
UA値(熱の逃げやすさ)
0.48W/m2K
C値(すき間の面積)
0.6cm2/m2
ηAH値(冬の日射熱取得量)
2.1
ηAC値(夏の日射熱取得量)
1

令和3年度自社基準

  • 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
  • Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6

年間の光熱費の比較

平均的な長期優良住宅
33.2万円 / 年

この住宅
9.2万円 / 年

72%節約

各種仕様

屋根 内側 高性能グラスウール16K|210㎜ 熱貫流率 0.21 W/m2K 屋根熱損失合計 15.26 W/K
内側 高性能グラスウール16K|120㎜ 熱貫流率 0.37 W/m2K 壁熱損失合計 66.66 W/K
オーバーハング床 内側 高性能グラスウール16K|210㎜ 熱貫流率 0.14 W/m2K オーバーハング床熱損失合計 0.34 W/K
基礎 内側 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ 熱損失合計 27.63 W/K
開口部 アルミ樹脂複合サッシ |Low-Eペアガラス [U値1.52~1.70W/㎡・K] 窓・ドア熱損失合計 76.39 W/K
玄関扉 断熱玄関ドア [U値1.79W/㎡・K]
換気 熱交換型第一種換気システム 熱交換率 79 %
給湯 ガス潜熱回収型給湯機 効率 92.5 %
照明 すべての機器においてLEDを使用

一次エネルギー消費量

  この家の
一次エネルギー[MJ]
長期優良住宅の
一次エネルギー[MJ]
削減率
暖房設備 18062 44008 58.96%削減
冷房設備 7279 9740 25.27%削減
換気設備 2705 6456 58.1%削減
給湯設備 18055 23686 23.77%削減
照明設備 5690 6918 17.75%削減
調理その他家電設備 21241 21241 -
発電設備の発電量のうち自家消費分 -21470 - -
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 - - -
51562 112049 54%削減
  • この家の一次エネルギー消費量 51562[MJ/年] ÷ 延床面積* 131.54m2391.99MJ/ (m2・年)
  • 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して52.2%削減

* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。

VOICE OF CUSTOMER

施主 K様

各部屋を通して室温の温度ムラはなく、高断熱住宅による居心地の良さを実感しています。

ご主人:以前住んでいたマンションが築20年になるのをきっかけにリノベーションをするのか、違う場所に住んでみるのか検討することになりました。子どもが大きくなっていたのでどこに住んでも問題は無かったんです。違う場所に住むと言っても、マンションに住むならすごく便利な都会の方が良かったし、戸建てにするのであれば環境の良さを重視したいと思っていました。ゆったりとした街並み、隣の公園の緑が美しくこの景色を室内に取り込めたら素敵だろうなということでこの土地に決めました。

奥さま:設計事務所、ハウスメーカー、そしてタイコーさんの3社にプラン依頼をしました。似たような要望やコンセプトをお伝えしたのですが、三者三様のプランが上がってきて面白かったです。ただヒアリングやプレゼンを受けていく中で自然とタイコーさんにお任せしたい気持ちが強くなっていき、一緒に家づくりをすることに決めました。要望は事前に用意していたプレゼンシートを使ってたっぷりお伝えしました(笑)中でもやはり公園の緑を活かしたい想いは強かったです。それでも外部からの視線をカット、プライバシーの確保もしたいというお願いも前田さんにうまく汲み取っていただき今のような間取りになりました。

ご主人:太陽光発電を採用しているのですが、夏は日中に冷房をつけていても電気が売れるくらい。夜の冷房だけ電気を買うことになるのですが、僕の場合主寝室は無冷房でも快適に過ごせています。妻の場合は少し暑いみたいですが・・・(笑)それでも26℃くらいの設定で十分冷えますし、マンション時代は起きたら寝汗でびっしょりだったので以前の住まいと比べて格段に快適です。またお風呂や寝室など各部屋を通して室温の温度ムラはなく、高断熱住宅による居心地の良さを実感しています。

奥さま:インテリア、特に面材には色々なこだわりを反映していただきました。ホワイトを基調とした空間で明るく暮らしたかったので、その軸を崩さないよう吟味しました。自分たちの望みは何なのかしっかり決め込んでいたからこそ、ここまでこだわれたのかなと思います。途中で要望を180°ひっくり返すとスタッフさんはもちろん自分たちも大変。今は情報があふれていて人の真似をしたくなっていくと思いますが、ある程度自分たちが譲れないポイントだけ明確にしておいて、あとは信頼できるプロにお任せするのが良いかなと思います!

MUSIC FOR THIS HOUSE

I Know You Know

by Esperanza Spalding

Spotifyで聴く