施工事例
WORKS
空の見える家
「家族が集える居心地の良いリビング」がオーナー様のご要望でした。
静かな住宅地の中にある東向きの建築地はL字型の変形地。奥の方は間口が広がる敷地形状で南北に長い家が建築できます。南隣には家屋が建っているため、光を取り込みかつプライバシーを確保するには慎重に建物形状、窓の位置を検討する必要があると感じました。
プランニングでは、駐車場スペースをしっかりと確保するため建物の配置をなるべく奥にもっていき、できるだけ南からの光を取り込めるようにLDKを2階に配置。南側にもってきたダイニング上部を高天井とするご提案をさせていただきました。また、ダイニングと隣接してウッドデッキを設ける事で視覚的な広がりを感じられるよう計画。プライバシーを確保しながら、アウトドアリビングも楽しめる家になりました。
高天井に設けたハイサイドライトからは空の見える、タイコーならではのパッシブデザイン住宅がまた一つここに完成しました。
ARCHITECTURAL DATA
- 設計士
- 前田良
- 完成
- 2020年
- 所在地
- 大阪府東大阪市
- 建築面積
- 77.84m2(23.55坪)
- 延床面積
- 122.55m2(37.07坪)
- 敷地面積
- 156.65m2(47.39坪)
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 200%
- 階数
- 2階
- 家族構成
- 夫婦+子供1人+母+妹
- 構造
- 耐震構法SE構法
- 耐震等級
- 3(最高等級)
- 耐風等級
- 2(最高等級)
- 温熱等級
- 6
- 温熱地域区分
- 6地域
- 年間日射量地域区分
- A4区分
- 用途地域
- 第一種住居地域
- 防火地域
- 準防火地域
ECO SPECS
省エネ性能の値
- 一次エネルギー消費量
- 549MJ/ (m2・年)
- 年間暖冷房負荷
- 165MJ/ (m2・年)
- Q値(熱の逃げにくさ)
- 1.5W/m2K
- UA値(熱の逃げやすさ)
- 0.43W/m2K
- C値(すき間の面積)
- 0.7cm2/m2
- ηAH値(冬の日射熱取得量)
- 1.9
- ηAC値(夏の日射熱取得量)
- 1.0
令和3年度自社基準
- 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
- Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6
年間の光熱費の比較
- 平均的な長期優良住宅
- 24万円 / 年
- この住宅
- 17.4万円 / 年
約27%節約
各種仕様
屋根 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.22 W/m2K | 屋根熱損失合計 16.35 W/K | |
---|---|---|---|---|---|
壁 | 内側 | 高性能グラスウール16K|120㎜ | 熱貫流率 0.37 W/m2K | 壁熱損失合計 78.67 W/K | |
オーバーハング床 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.22 W/m2K | オーバーハング床熱損失合計 5.08 W/K | |
基礎 | 内側 | 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ | 熱損失合計 14.76 W/K | ||
開口部 | 窓 | アルミ樹脂複合 |Low-Eペアガラス [U値1.52~2.33W/㎡・K] | 窓・ドア熱損失合計 48.07 W/K | ||
玄関扉 | 断熱玄関ドア [U値2.33W/㎡・K] | ||||
熱損失合計 162.93 W/K ÷ 外皮表面積合計 386.79 W/K = UA値 0.421 W/m2K |
換気 | 熱交換型第一種換気システム | 熱交換率 70 % |
---|---|---|
給湯 | 電気ヒートポンプ給湯器(オール電化) | |
照明 | すべての機器においてLEDを使用 |
一次エネルギー消費量
この家の 一次エネルギー[MJ] |
長期優良住宅の 一次エネルギー[MJ] |
削減率 | |
---|---|---|---|
暖房設備 | 14786 | 26854 | 44.94%削減 |
冷房設備 | 5531 | 10550 | 47.57%削減 |
換気設備 | 2454 | 4623 | 46.92%削減 |
給湯設備 | 17474 | 25091 | 30.36%削減 |
照明設備 | 5853 | 14986 | 60.94%削減 |
調理その他家電設備 | 21241 | 21241 | - |
発電設備の発電量のうち自家消費分 | - | - | - |
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 | - | - | - | 67339 | 103345 | 34.8%削減 |
- この家の一次エネルギー消費量 67339[MJ/年] ÷ 延床面積* 122.55m2 ≒ 549.48MJ/ (m2・年)
- 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して33%削減
* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。
PRIZEこの住宅の受賞・認定歴
LIXILメンバーズコンテスト2021敢闘賞
VOICE OF CUSTOMER
施主 N様
注文住宅を建てたかったというよりは、タイコーさんで建てたいから結果的に注文住宅になりました
いつかは一軒家に住みたいなと考えていましたが、特に注文住宅が絶対に建てたいという訳では無く、建売住宅も視野に入れていろいろな会社を見て回っていました。ただ、私たちの場合は主人のお母さんとの同居も考えての家づくりだったので、建売住宅だとどうしても間取りが一般家庭向けで、親との同居を前提とした間取りがなかなか無いなとは感じていました。
そんな時にタイコーさんの家づくりセミナーに参加して、社長の羽柴さんの話を聞き、とにかく家づくりに対する熱意がすごくて。「本当に家づくりが好きなんだな、この人になら任せられるな」って思ったのが会社を決めた一番のきっかけです。なので、どうしても注文住宅を建てたかったというよりは、タイコーさんで建てたいから結果的に注文住宅になりました。
間取りの中での一番の要望は「家族が集える居心地の良いリビング」と「ウッドデッキとの繋がり」でした。実際ウッドデッキでは家族でBBQをしたり、気候が良いときには外でご飯を食べたりとかなり活用しています。ウッドデッキと洗面所を繋げてもらったのは子供をプールに入れるときなんかに凄く便利でした。
LDKは南側一面に窓をとっていただいたこともあり、凄く明るくて日中電気を点けずに生活できるのが嬉しいです。まだ真冬日を体感していませんが、引っ越してきた3月ごろはほとんど暖房無しで生活していましたし、夏も以前の住まいと比べてエアコンの設定温度が高くても空調が良く効くのでその分電気代も抑えられているのかなと思います。
窓を開けて生活していると、外の声もうっすらと聞こえるのですが、「うわ~、かっこいいお家だね~」という子供の声が聞こえてきたときは嬉しかったですね(笑)
間取りやインテリアだけでなく住宅ローンや土地のことについてもほとんどおまかせだったのですが、全て信頼の上で成り立っていたなと思うので、やっぱり家づくりをするのであれば、信頼のできる会社選びが一番重要なのではないかと思います。これからもよろしくお願いします!