施工事例
WORKS
箱庭の家
オーナー様のご要望は「1階完結型の暮らしができる家」でした。
北向きの変形地という敷地条件のなかで、プライバシーを確保しながらも明るく快適に暮らせる住まいを目指しました。南側は計画当時更地でしたが、将来的に建物が建つことも想定し、2階部分を敷地南側から約3mセットバック。吹き抜けや高窓と組み合わせることで、周辺環境が変化しても安定して光を取り込めるよう計画しています。
建物北側には、オーバーハングによって生まれた半屋外のテラスを配置。LDKや居室とゆるやかにつながりながら、ウリンフェンスやアウターシェードによって外部からの視線をコントロールしています。風や光を取り込みつつも落ち着いて過ごせる、もうひとつのリビングのような外部空間です。
玄関は住まいの中心に配置し、土間収納・LDK・水回りへスムーズにつながる動線計画としました。水回りは回遊できるレイアウトとすることで家事効率を高めながら、必要に応じて建具で仕切ることで生活感を隠せるよう工夫しています。
LDKの他にテラスに面して居室を配置。現在は家族の寝室として活用されていますが、将来的には個室としても利用できる計画です。2階にも個室を確保しながら、日々の暮らしは1階だけで完結できる、平屋のような住まい方を実現しています。
テラス、吹き抜け、回遊動線、そして1階完結型の暮らし。住まいの内と外を心地よくつなぎながら、家族が穏やかに暮らせる住まいをかたちにした「箱庭の家」。
タイコーならではのパッシブデザイン住宅が、またひとつここに完成しました。

- 箱型のシンプルなフォルムを、落ち着いたグレージュトーンでまとめた外観。

- 道路側からの視線に配慮し、玄関は奥まった位置に配置しました。

- タイルや建具はグレージュをセレクトした、たっぷりの収納のある玄関。

- テレビ背面壁は外壁と同じカラー(T5004)を塗装。

- 大容量収納によって生活感を抑え、すっきりとした空間を保てるよう計画しました。

- テラスに面した約6帖の居室は、現在はキッズスペース兼家族の寝室として活用。

- ウリンフェンスとアウターシェードによって、プライバシーを確保しながら外とのつながりを楽しめます。

- 水回りは回遊できる動線計画とし、洗濯や身支度などの家事がスムーズに行えるように設計。

- 上質でホテルライクな雰囲気に仕上げた洗面室。

- 壁と一体化した収納扉を採用し、すっきりとした印象に。
ルームツアー
ARCHITECTURAL DATA
- 設計士
- 前田良
- 完成
- 2024年
- 所在地
- 兵庫県西宮市
- 建築面積
- 88.54m2(26.78坪)
- 延床面積
- 117.45m2(35.53坪)
- 敷地面積
- 315.01m2(95.29坪)
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 150.75%
- 階数
- 2階
- 家族構成
- 夫婦+子ども2人
- 構造
- 耐震構法SE構法
- 耐震等級
- 3(最高等級)
- 耐風等級
- 2(最高等級)
- 温熱等級
- 6
- 温熱地域区分
- 6地域
- 年間日射量地域区分
- A4区分
- 用途地域
- 第一種中高層住居専用地域・第二種中高層住居専用地域
- 防火地域
- 法22条地域
ECO SPECS
省エネ性能の値
- 一次エネルギー消費量
- 489MJ/ (m2・年)
- 年間暖冷房負荷
- 156.47MJ/ (m2・年)
- Q値(熱の逃げにくさ)
- 1.49W/m2K
- UA値(熱の逃げやすさ)
- 0.4W/m2K
- C値(すき間の面積)
- 0.29cm2/m2
- ηAH値(冬の日射熱取得量)
- 1.1
- ηAC値(夏の日射熱取得量)
- 1.8
令和7年度自社基準
- 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
- Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6
年間の光熱費の比較
- 平均的な長期優良住宅
- 27.8万円 / 年
- この住宅
- 13.2万円 / 年
約53%節約
各種仕様
| 屋根 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.21 W/m2K | 屋根熱損失合計 17.68 W/K | |
|---|---|---|---|---|---|
| 壁 | 内側 | 高性能グラスウール16K|120㎜ | 熱貫流率 0.37 W/m2K | 壁熱損失合計 70.68 W/K | |
| オーバーハング床 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.14 W/m2K | オーバーハング床熱損失合計 1.02 W/K | |
| 基礎 | 内側 | 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ | 熱損失合計 27.72 W/K | ||
| 開口部 | 窓 | アルミ樹脂複合サッシ |Low-Eペアガラス [U値1.52~1.70W/㎡・K] | 窓・ドア熱損失合計 42.84 W/K | ||
| 玄関扉 | 断熱玄関ドア [U値2.14W/㎡・K] | ||||
| 熱損失合計 159.94 W/K ÷ 外皮表面積合計 407.98 W/K = UA値 0.4 W/m2K | |||||
| 換気 | 熱交換型第一種換気システム | 熱交換率 70 % |
|---|---|---|
| 給湯 | ガス潜熱回収型給湯機 | 効率 92.5 % |
| 照明 | すべての機器においてLEDを使用 | |
一次エネルギー消費量
| この家の 一次エネルギー[MJ] |
長期優良住宅の 一次エネルギー[MJ] |
削減率 | |
|---|---|---|---|
| 暖房設備 | 15568 | 26118 | 40.39%削減 |
| 冷房設備 | 7619 | 9798 | 22.24%削減 |
| 換気設備 | 8190 | 4447 | -84.17%削減 |
| 給湯設備 | 19391 | 24866 | 22.02%削減 |
| 照明設備 | 5934 | 13825 | 57.08%削減 |
| 調理その他家電設備 | 21125 | 21125 | - |
| 発電設備の発電量のうち自家消費分 | -20330 | - | - |
| コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 | - | - | - | 57497 | 100179 | 42.6%削減 |
- この家の一次エネルギー消費量 57497[MJ/年] ÷ 延床面積* 117.58m2 ≒ 489MJ/ (m2・年)
- 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して40.4%削減
* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。
VOICE OF CUSTOMER

施主 M様
「こういう家にしたい」というより、「タイコーさんとの家づくり」が一番のこだわりだったかもしれないです(笑)
――家づくりを始めるきっかけは何だったんですか?子どもですね。前に住んでいた賃貸がもう狭くて、ここじゃ子育てできないなって思ったのがきっかけでした。
――タイコーアーキテクトを知ったきっかけは?
YouTubeで施工事例を見たのが最初です。何社か見学に行こうとしていて、1社目は行ったんですけど、2社目がタイコーさんで。「もうここでいいやん!」ってなりました。
――即決できた理由は?
モデルハウスですね。あとYouTubeで見た前田さんのお家がすごく印象に残ってて。
私たち、そこまで細かいこだわりがあるタイプではなかったんです。でもお家の雰囲気や社長のお話を聞いて「タイコーさんなら絶対良い家にしてくれる」っていう安心感を抱きました。
だから「こういう家にしたい」というより、「タイコーさんとの家づくり」が一番のこだわりだったかもしれないです(笑)
――プランの要望で印象に残っていることはありますか?
前の家の不満を潰していった感じですね。収納とか、外からの視線とか。
服が多いのでクローゼットは結構重視してました。前の家ではバーが曲がるくらいハンガーを掛けていたので(笑)
でも、最初に出してもらったプランが本当に良くて。ファーストプランの時点でほぼ文句なしのプランでした。
――インテリアのイメージは最初からありましたか?
この色が絶対いいとかは全然なくて、嫌なものだけ伝えてました。
インテリアコーディネートを担当してくださったのが中野さんだったのですが、提案していただくものがどれも素敵で。大体「じゃあそれでお願いします!」という感じでした(笑)。
自分たちで悩んで決めるというよりは、良い提案をいただいて、その都度背中を押してもらいながら決めていった感覚ですね。おかげで迷うことも少なく、ストレスなく進めることができました。
――実際に住んでみて、使い勝手はどうですか?
めちゃめちゃいいです。
1階の家事動線はすごくやりやすいですね。洗濯して、そのまま掛けて、畳んで、収納して…っていう流れがすごくラクです。
ぐるっと回ることができる動線にしたのも良かったです。普段は扉を開けっ放しにしてスムーズに移動し、来客時には扉を閉めることでプライベートな空間を隠して裏側で作業ができるなど、状況に応じた使い分けができるのも気に入っています。
――LDKではどんな過ごし方をされていますか?
基本的にずっと1階で過ごしていますね。子どもがまだ小さいので、家族みんなで1階の居室で寝ています。
将来的には、子どもが大きくなってプライベートな空間が必要になったタイミングで、2階の部屋を使ってもらう予定です。今は2階の部屋が空いているので自分たちが使うこともできますが、LDKの居心地が本当に良くて(笑)。自然と家族みんなが1階に集まるので、今のところほとんど利用していません。
暮らしてみて、「ほぼ平屋」のような生活が実現できているなと感じています。
――これから家づくりをされる方へ、何かアドバイスはありますか?
考えすぎないことですかね(笑)。
家づくりって決めることが本当にたくさんあるので、悩み始めるとキリがないと思います。だからこそ、「これいいな」と思ったら、自分たちの直感を信じて決めることも大事なんじゃないかなと思います。私たちは迷っても一度持ち帰ることはあまりせず、その場で決めていくことが多かったですね。
あとは、信頼できる会社に任せることだと思います。私たちは「タイコーさんなら大丈夫」と思ってお任せしていました。
もちろん自分たちの要望は伝えましたが、プロの提案を信頼して進められたことで、家づくりを楽しみながら進めることができました。


















