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2020年9月7日

その他

大阪府枚方市「塔の家」1stプレゼン

こんにちは、タイコーの羽柴です。

先日、大阪府枚方市N様邸 題して「塔の家」のファーストプレゼンを行いました。

今回は敷地面積約63坪の土地での建て替え。二世帯住宅のご提案です。

ご要望と日照条件のバランスを見ながら計画を進め、光を採り入れるための塔のような高天井が特徴的なお家となりました。

窓からは何やら楽しげなボルダリングコーナーが見えますね・・・

どのようにしてこの形状になったのか、真冬日(1月20日)の日照シミュレーションを交えながら見ていきましょう。

まずは敷地に対して単純な真四角のカタチのお家を建てた場合。

ちょうど東南部分にあたる建物の角部分が一番陽当たりが良い事がわかりますね。そこで、南東角を削り、さらにより日照を得るために一部を高天井とし「光と落とす塔」としました。

この場合での日照シミュレーションを見てみましょう。

一番日の当たる南東の角部分にバルコニーを配置し、一部を高天井とすることでぽっこりと出た塔の部分は南側からの日照時間が長くなりました。

タイコーでは、このように一棟一棟日照シミュレーションを元に建物の配置や形状、窓の位置や大きさ等検討し、冬場太陽の力で室温を上昇させ、出来る限り暖房に頼らない快適で省エネな住宅をご提案させて頂いております。

今回N様邸の冬の無暖房の室温シミュレーションがこちら。
朝6時の時点で15.73℃と春の外気温並みの温度。日中は太陽の力だけで室温が3.36℃上がります。

下記は暖房を入れた場合のシミュレーション。朝3時間ほど暖房を入れてあげると18時くらいまでは断熱性能の力で快適な室温をキープできます。

※黄色線が室温、赤線が外気温です。
※当シミュレーションは冬の晴れた日のシミュレーションです。

 

またひとつ、タイコーならではのパッシブハウスのご提案が出来たのではないかと思います。

ちなみにこちらが室内のイメージ。26.5帖の広々としたLDK。柱・壁の少ないSE構法ならではの構造的根拠のある開放的な空間です。光の塔から太陽の光が降り注いでいる様子が分かりますね。

次回は今回のプランのフィードバックを受けた上でのセカンドプレゼンです!どのように変わっていくのか?皆さま乞うご期待です!


-補足―
【N様邸の性能値】

Q値(熱の逃げにくさ)1.44W/㎡・K
UA値(熱の逃げやすさ)0.44W/㎡・K
C値(すき間の面積)0.6㎠/㎡(想定値)
ηAH値(冬場どれだけ日射熱を取り込めるか)2.3
ηAC値(夏場どれだけ日射熱を取り込むか)1.1


大阪で高気密・高断熱、パッシブデザイン設計、モダンインテリアかつ地震に強いSE構法の家を建てるならタイコーアーキテクトへ!!

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