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京都府京都市「導の家」1stプレゼン
こんにちは、タイコーの前田です。
先日は京都府京都市F様邸「導の家」の1stプレゼンを行いました。
▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション-敷地
今回の敷地は東西に細長い京都市内らしい土地でした。南西側の3階建ての影響で敷地の奥半分は陽が当たりませんが、手前側は10時～13時頃まで日は差し込んでくるため、南側のパーキングに建物が建たない限り、ここからの日照は確保できそうです。
▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション-ボリューム検討
2.25間間口の配置でシミュレーションしたところ、道路から約2.7ｍほど後ろに建てて検討した場合に朝方の9～10時までは東側から、11時～13時頃までは南側から日照が入りそうでした。南側のパーキングが空いているため、南東側は日当たりも良いのでここに窓を持ってくるとパッシブ設計的には効果的です。
3階建て都市型パッシブデザインハウス。外観は京都の景観法に沿って各階に60㎝以上の軒を設けないといけない為、全体的にベース色をグレーで統一し、落ち着いた京都らしい印象に仕上げてます。
また、1階のアプローチ部分は木目調の外壁を使用して全体的に柔らかい印象になればと考えております。
ご近所の通行もそれなりにあることを想定し、1階の道側のお部屋は敢えて目線から下に窓を取ることでプライバシーと明るさの確保と植栽が見えるように考えています。
2階LDKは20帖近くの広さを確保。キッチンはセパレートタイプにすることで空間の奥行き感を演出しています。
さらに南側に窓を配置することで視覚的にもより広く見えます。
キッチンはタカラスタンダード「オフェリア」シリーズのセパレートキッチンを想定。
家電やストックなどは冷蔵庫側の物入に収納することでオープンなキッチンでも生活感の見えないすっきりとした空間に仕上がります。
リビング空間はごろ寝が出来るサイズのソファが置けるように計画しています。
リビングの南側背面は約7ｍのカウンタータイプの収納になっていたり、テレビの横にはたっぷり収納できるスペースを用意し、生活用品や仕事関係の収納も完備できるよう、計画しています。
また、上部は開口部にすることでパッシブ設計の醍醐味である冬の日照と明るさをしっかり確保できるよう計画しています。
自然光を最大に活用したプランニングを要望として挙げられていたので、南面にこれでもかというほど窓を配置しています。
寝室や書斎は吹き抜けに面した部分に開口を設けて陽光を室内に取り込みます。
▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション-内観
▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション-外観
間口が5.3mほどだったので間取りの自由度は限られていましたが、収納量や家事動線を考慮しながら視覚的に広く感じるようなプラン提案をさせていただきました。
またここから打ち合わせを重ねてよりF様らしいお家に仕上げていければなと思います。
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