大阪府大阪市「秤の家」1stプレゼン

こんにちは、タイコーの魚谷です。

先日は大阪府大阪市K様邸「秤の家」1stプレゼンを行いました。

少し簡単にプランの紹介をさせていただきます。

▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション‐敷地

今回は10階建て相当のマンションが建ち並ぶ大阪市内ならではの厳しい日照条件。南東に建つマンションの日影によって11時～12時の間しか陽が射しこみません。

▶真冬日（1月20日）の日照シミュレーション‐ボリューム検討

高さを出してもやはり周辺の高い建物によって大きく日射取得に影響が出ています。

かろうじて隅切りの部分に陽が当たっているので、少しの時間でも太陽光を室内に取り込むために窓を配置しています。

グレーをベース、アクセントに木目をプラスしスッキリとした外観の3階建て住宅。南東からの太陽光を取り込めるように隅切り部分に窓を確保しています。

東側はSE構法ならではの片持ち梁の形状にすることで、下部は駐車スペースとして有効活用していただけます。

南側にはビルトインガレージを設けています。

パッシブデザインと言えば南側に窓をたくさん設けるというイメージがありますが、今回は日照シミュレーションで見ていただいた通り南面に陽の当たる時間がかなり少ないので、多くとりすぎても断熱性能を落としてしまうことになってしまうため、外観デザインを見ながら調整していきました。

玄関はお家の中央側に配置。雨に濡れることなくお家の中へ入ることができます。

玄関前に壁を立ち上げることでプライバシーの確保、またお子様がすぐに道路へ飛び出さない安全面も考慮して計画しています。

玄関に入ってすぐ土間クロークを設けています。こちらにはその季節によく使用されているアウターをかけるスペースやベビーカーなどの収納スペースになっています。

こちらは玄関ホールから玄関を見た断面図。

1階部分には別に納戸を設けており、ストック品などはこちらに収納できます。それぞれ建具をつけているので普段は隠せるように計画されています。

そして階段の下のスペースを活用してご主人の趣味部屋を配置。

背面にはズラッと可動棚が並びます。

LDK空間は延床16帖ですが、階段を鉄骨階段とすることで視覚的には18.7帖ほどの広さに感じていただけます。

斜め壁の窓から冬は暖かい熱と自然光が入ってくるリビング。

南面に高窓を設けることで日中は照明の要らないリビングが実現します。

キッチン-ダイニング-リビングと縦に配置し、奥行きを感じるレイアウトになっています。

キッチンのうしろには水回りがまとまって配置されています。

リビングの一角をデスクコーナーとし、お子様のスタディコーナーや小物のディスプレイなどをしていただくように考えています。

【K様邸性能値】

UA値0.44／Q値1.48／ηAC値0.7／ηAH1.2（単位：W/㎡K）

今回も自社基準として掲げているUA値0.46をクリアしています。

性能だけでなく暮らしやすさ、居心地の良さも感じていただけるようなお家のご提案ができたかなと思います。

ここからブラッシュアップをし、更にK様の暮らしに寄り添ったお家のご提案したいと思います！

 

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