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2020年2月18日

その他

昔の家、今の家、これからの家

こんにちは、タイコーアーキテクトの羽柴です。

先日、大阪の南港に新しく出来、3月中旬オープン予定のリクシルさんの温熱体感施設「住まいstudio」にタイコーメンバーでお邪魔してきました。

断熱仕様の異なる3つの部屋に入って、その性能の違いを体感できる施設です。

1つ目は「昔の家」。こちらは昭和55年省エネ基準の家で、性能値はUA値1.43W/㎡・K、Q値5.85W/㎡・K、C値14.65㎠/㎡。内装も少し昔風になっています(笑)

2つ目は「今の家」。こちらは長期優良住宅基準程度の住宅で、UA値0.85W/㎡・K、Q値2.62W/㎡・K、C値4.33㎠/㎡。現在、多くの住宅会社さんが長期優良住宅仕様で家を建てられています。

そして3つ目が「これからの家」。いわゆるG2仕様で性能値はUA値0.45W/㎡・K、Q値1.32W/㎡・K、C値0.7㎠/㎡。こちらはタイコーの標準性能と合致します。

3つの部屋をサーモカメラで比較してみると…全然違いますよね。

「断熱性能は長期優良住宅仕様じゃなくって、G2仕様が基本だよ」という事がサーモカメラで見ながら体で理解できます。良い施設ですよね。

これまで東京にしかなかった施設ですが、やっと大阪にも出てきてくれました。家の性能、室温の重要性を理解していただけるのに最適な施設ですので、全国各市町村にもつくるべきだなあと思います。

 

その他に夏の日射対策コーナー等もあり、一般の方にこそオススメな施設です。大阪の方はぜひぜひ、遊びに行ってください。


【用語の説明】
UA値(外皮平均熱貫流率)・・・建物全体から逃げていく熱量を、建物の表面積で割った数値。この値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が高くなります。弊社では大阪の長期優良住宅の基準である0.87W/㎡・Kに対して、北海道の長期優良住宅基準である0.46W/㎡・Kを標準性能としています。

Q値(熱損失係数)・・・熱損失係数は、外壁や天井・床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。UA値とは異なり、換気や隙間による熱損失も加味して計算されています。弊社では1.9W/㎡・K以下を基準として掲げています。

C値(相当隙間面積)・・・床面積1㎡あたりにつきどれくらいの隙間があるのかを示す数値で、数値が小さいほど隙間が無く性能の良い住宅と言えます。弊社では、長期優良住宅の基準C値=5.0㎠/㎡に対して8.3倍のC値=0.6㎠/㎡を標準性能としています。

G2仕様・・・HEAT20という民間団体によって定められた断熱グレードのうちのひとつ。HEAT20は長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的対応技術に着目し、住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。


大阪で高気密・高断熱、パッシブデザイン設計、モダンインテリアかつ地震に強いSE構法の家を建てるならタイコーアーキテクトへ!!

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