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2026年7月5日
その他
SE構法で実現する「開放的な木造オフィス」のプラン提案
こんにちは、タイコーアーキテクトの前田です。
先日、大阪府茨木市でオフィス新築のご提案をさせていただきました。
計画は木造3階建てのオフィス。住宅でも採用しているSE構法を用い、シンプルな構成でありながら、できるだけ壁や柱に頼らない、自由度の高い空間を目指しました。
住宅だけでなく、こうしたオフィス空間だからこそ、SE構法の持つ大空間や可変性という魅力がより活きると改めて感じた計画です。
街並みに調和し、企業の顔となるファサード。
外観は、都市の街並みに調和しながらも、企業としての存在感を表現できるデザインとしました。

縦格子をリズミカルに配置することで、洗練された印象を与えるとともに、外部からの視線をほどよくコントロール。開放感を確保しながら、プライバシーにも配慮しています。
また、各階の植栽スペースやエントランス前の緑は、建物に潤いを与えるだけでなく、訪れるお客様や働くスタッフの心を和ませる存在に。無機質になりがちな都市空間の中でも、自然を身近に感じられるオフィスを目指しました。
昼間は縦格子が生み出す陰影が建物に豊かな表情をつくり、夜には室内の灯りと植栽が美しく浮かび上がります。昼夜で異なる表情を楽しめる、品格と温かみを兼ね備えたファサードです。
アプローチでは、格子から漏れる光と植栽の影が来訪者をやさしく迎え入れます。

エントランスは、お客様が最初に企業の価値観に触れる場所。
曲線・ガラス・石目調・光を組み合わせることで、洗練された印象の中にも温かみを感じられる空間を目指しました。
待合スペースにはゆったりとしたラウンジを設け、打ち合わせ前や待ち時間も心地よく過ごせるよう計画しています。

セミナールームは、空間の奥行きを活かし、自然と正面のスクリーンへ視線が集まるミニマルなデザインとしました。
可動式テーブルとスタッキングチェアを採用することで、スクール形式からグループワークまで、用途に応じて柔軟にレイアウト変更が可能です。
背面にはガラスパーテーションを設け、開放感と奥行きを演出。ロールスクリーンなどを組み合わせることで、機密性の高い研修にも対応できる、多目的な研修空間を計画しました。

執務室のテーマは、「自然とともに働くオフィス」。
窓の外には植栽豊かなインナーバルコニーを設け、豊かな自然光と緑をデスクまで届けることで、働く人の心身の健康と生産性の向上を目指しています。
レイアウトは、コミュニケーションを促す中央のフリーアドレスデスクと、集中作業に適したパーテーション付き個別ブースを併設。活発な意見交換と、一人で没頭できる環境を切り替えられる構成です。

3階には、執務エリアと切り離したカフェラウンジを計画しました。
2階から続くインナーバルコニーの緑や自然光、時間帯によって変化する景色を大きな開口から取り込み、心地よく過ごせる空間です。

キッチンカウンターやダイニング、ソファ、円形テーブルを配置し、休憩だけでなく、カジュアルな打ち合わせや社内イベントにも活用できます。
ホテルラウンジのような上質な素材感と落ち着いた色合いでまとめることで、「上の階へ行く」という行為そのものが気分転換となり、新たなアイデアや活力を生み出す場所を目指しました。

カフェラウンジに隣接して設けたのが、シミュレーションゴルフブースです。
カフェとはガラスの開口でつなぎ、互いの気配を感じられる一体感のあるレイアウトとしました。
室内にはリアルな芝をイメージした床材や大型スクリーン、スイング分析モニターを設置。後方にはソファを配置し、本格的な練習から複数人で楽しむカジュアルなゲームまで対応しています。
福利厚生としてだけでなく、部署を超えたコミュニケーションや、お客様とのカジュアルな接待の場としても活用できる空間です。
カフェでコーヒーを片手に会話を楽しみ、そのままゴルフを楽しむ——そんな体験が自然な交流を生み、企業の魅力につながる空間になればと考えました。

今回のご提案を振り返ると、「もっと詰められた部分もあったな」と感じるところもありますが・・・
それでも、このオフィスでどんな働き方を実現したいのか、どんな時間を過ごしてほしいのかという想いは、しっかりお伝えできたのではないかと思っています。
このご提案が、素敵なご縁につながることを願っています。
【Vision House LIFE 暮らし体験会随時開催中!ご予約お待ちしております】

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