コラム
COLUMN
2019年6月18日
はじめまして
はじめまして。
タイコーの注文住宅の営業担当をしている羽柴仁九郎です。
HPをリニューアルするタイミングでタイコーの家づくりにおける3つの哲学
「パッシブデザイン」「ロングライフ」「フィット」
についてコラムを担当してくださいと依頼され・・・・どうせやるなら、ちょっとでも面白く、読んでいただいた方のタメになるようなものを書いてみようと、このコラムを始めさせていただきました。
コラムのタイトルを考えている時に、僕たちの10年後の家づくりはどうなっているんだろう・・・?とふと気になりました。
建築は設計や施工の技術だけでなく、すべての材料や法律、エネルギーまで含めたシステムに至るまできっと進歩していると思います。
またそうなってほしいとの思いをこめて、1年後、10年後の2030年に自分たちの建築の旅路を振り返れるように、真剣に私たちの「今」を書いてみようと思います。
話をするのは慣れておりますが、文章はつたないものですので・・・ご容赦ください。
最近はネットが発達しているので検索すれば家のことも、いろんな情報が出てきます。
「家は●●でないといけない!△△でない家は気をつけろ!」とかなかなか激しいですよね(笑)
様々な価値観の家がところ狭しと並んでいるのですが、私は個人的には住むだけなら自己責任でどんな家でもいいと思っていました・・・。
もちろん寒かったり、狭かったり、安全性や使いにくさもあるかもしれませんが、そんなダメなところもひょっとするとその人個人の暮らしの中では愛着や思い出になるかもしれないと思っていたのです・・・。ファッションや音楽と同じですね。
ただ、家の場合はちょっと違う事があって、家は個人の価値観や嗜好性の問題だけではなく、家族みんなの問題でもあるのです。
ここをしっかり理解しないで家を建てると私のように嫁さんに「この家は寒い、電気代が高い」といつまでも小言を言われ続けます・・・・。(笑)
自分は暑いと思っていても、奥さんは寒いかもしれませんし、子供やおばあちゃんはもっと感じ方に差があるかもしれません。
それが健康にまで影響を及ぼすとなると捨て置けないですよね?
安全性や使い勝手もそうですが、家は高額なものなので資産価値という側面からみると何度も建て直せるものではありません。
奇をてらったものではなく長く住み継いでもらえるために、その土地で建てる建物としての最適解を、まじめに検討する必要があるのです。
だからタイコーでは家というものについて、もっとも大切だと思う3つの哲学「パッシブデザイン」「ロングライフ」「フィット」に基づいて設計施工を行います。
・・・と、偉そうなことを言っておきながら私も実は2回、まったく違ったかなり尖ったコンセプトの家を建てております。
プロなのに・・・あるいはプロだから?
まだ真の満足にはたどり着いておりません。
2006年に建築した今も住んでいる最初の家はSE構法の木の梁を見せて構造美に特化した木の塊のような家でカッコイイのですが、軒が深すぎて冬の日射が入りにくく、天井付けで板ガラスなんかも使っていて、断熱気密性も無いようなものなので、ダイナミックに寒いのです。
2011年にモデルハウス兼で建てた2件目の家は、スキップフロアにしてとんでもなく太陽の光と風が入るようになりましたが、“個室が一つだけ”と攻めた間取りになっています。また、断熱がやはり今の施工と比べると物足りなくて・・・まだちょっと、理想の家というには・・・届かずに歯がゆいのです・・・。
「家は3回建てないと、満足できない」なんていわれますが、実際に私が体験したこんなモヤモヤは、普通のお客様におすすめするわけにはいかないな~と思っております。(笑)
そこで皆様にお伝えしたいのが「プロが実体験と実務を経てたどり着く答え」です。
これは、やはり・・・正直ちょっと耳を傾けていただく価値のあるものだと思っています。
当然、私の個人的な失敗もしっかりと活かされて(笑)、今もタイコーの家づくりはどんどん進化していっております。
私も最初は、パッシブデザインをはじめ、建築のいろいろなことに「本当にそんな効果でるかな~?」とちょっと疑ってきたクチなので「本当なの~?」という皆様の気持ちもよくわかります・・・・
が、現在では自称(笑)大阪でかなり上位ランクのパッシブデザイン工務店&実務者だと思っておりますので、学んだことを少しづつお伝えさせて頂きたいと思います。
お付き合いいただだければ幸いです。
の上で、信じるのか信じないのかは・・・・あなた次第です(笑)
星の数ほどある住宅会社の中で「タイコーと家づくりがしたいな!」と思っていただけるように、今私たちが思っている事とこれからの家づくりをどう変えていきたいのか?をお伝えしていきます。
それでは、よろしくお願いいたします。