施工事例
WORKS
緑と暮らす家
大阪湾のすぐ近く、川沿いに建つ水平ラインが美しいシンプルな外観の邸宅。一番のご要望は、リビングダイニングを広く取って、明るくしたいという事。
また、植物を育てることが趣味であるお施主様。以前の住まいでは冬は寒く、陽当たり・風通しも悪く、冬場は弱ってしまっていたため、温度差が少なく陽当たりの良い室内環境が大きなご要望のひとつでした。以前のお住まいは1階リビングでしたが、採光・通風を実現するため思い切って二階リビングに。リビングダイニングを高天井とし、繋がるウッドデッキバルコニーでも趣味である草木のお世話ができるようにと考えました。インテリアは当初からイメージされていた白を基調とした高級感のあるテイストを実現。グリーンも一緒にインテリアを作り出し、リラックスできる癒しのパッシブデザイン住宅が完成しました。
ARCHITECTURAL DATA
- 設計士
- 前田良
- 完成
- 2018年
- 所在地
- 大阪市
- 建築面積
- 77.09m2(23.32坪)
- 延床面積
- 152.81m2(46.23坪)
- 敷地面積
- 128.51m2(38.87坪)
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 200%
- 階数
- 2階
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 構造
- 耐震構法SE構法
- 耐震等級
- 3(最高等級)
- 耐風等級
- 2(最高等級)
- 温熱等級
- 6
- 温熱地域区分
- 6地域
- 年間日射量地域区分
- A4区分
- 用途地域
- 工業地域
- 防火地域
- 法22条地域
ECO SPECS
省エネ性能の値
- 一次エネルギー消費量
- 528MJ/ (m2・年)
- 年間暖冷房負荷
- 145MJ/ (m2・年)
- Q値(熱の逃げにくさ)
- 1.37W/m2K
- UA値(熱の逃げやすさ)
- 0.42W/m2K
- C値(すき間の面積)
- 0.6cm2/m2(想定値)
- ηAH値(冬の日射熱取得量)
- 1.3
- ηAC値(夏の日射熱取得量)
- 1
令和3年度自社基準
- 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
- Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6
年間の光熱費の比較
- 平均的な長期優良住宅
- 26.2万円 / 年
- この住宅
- 20万円 / 年
約24%節約
各種仕様
屋根 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.23 W/m2K | 屋根熱損失合計 15.17 W/K | |
---|---|---|---|---|---|
壁 | 内側 | 高性能グラスウール16K|120㎜ | 熱貫流率 0.37 W/m2K | 壁熱損失合計 72.09 W/K | |
オーバーハング床 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.27 W/m2K | オーバーハング床熱損失合計 1.78 W/K | |
基礎 | 内側 | 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ | 熱損失合計 12.32 W/K | ||
開口部 | 窓 | 樹脂サッシ |Low-Eペアガラス [U値1.05~1.51W/㎡・K] | 窓・ドア熱損失合計 45.90 W/K | ||
玄関扉 | 断熱玄関ドア [U値2.33W/㎡・K] | ||||
熱損失合計 147.27 W/K ÷ 外皮表面積合計 352.75 W/K = UA値 0.42 W/m2K |
換気 | 熱交換型第一種換気システム | 熱交換率 75 % |
---|---|---|
給湯 | ガス潜熱回収型給湯機 | 効率 92.5 % |
照明 | すべての機器においてLEDを使用 |
一次エネルギー消費量
この家の 一次エネルギー[MJ] |
長期優良住宅の 一次エネルギー[MJ] |
削減率 | |
---|---|---|---|
暖房設備 | 13343 | 19735 | 32.39%削減 |
冷房設備 | 4434 | 7537 | 41.17%削減 |
換気設備 | 2600 | 4623 | 43.76%削減 |
給湯設備 | 18366 | 25091 | 26.8%削減 |
照明設備 | 4715 | 12471 | 62.19%削減 |
調理その他家電設備 | 21241 | 21241 | - |
発電設備の発電量のうち自家消費分 | - | - | - |
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 | - | - | - | 64699 | 90698 | 28.7%削減 |
- この家の一次エネルギー消費量 64699[MJ/年] ÷ 延床面積* 122.55m2 ≒ 527.94MJ/ (m2・年)
- 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して35.6%削減
* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。