施工事例
WORKS
大きな吹き抜けの家
方位角度が45℃ほど振っている敷地に合わせて北東向きに建つ邸宅。第一種低層住居専用地域に指定されており、周辺建物の高さが抑えられていることから、比較的良好な日射取得が期待できる建築地でしたが、太陽光の入り込む角度や位置に注意しながら計画を進めました。
リビング上部にはタイトルの通り8帖分の大きな吹き抜けを設け、南からの太陽光をたっぷりと取り込む大きな窓を配置しました。晴れの日のリビングは冬でも春のようなぽかぽかした温かさ。大きな開口から青空が広がり、家の中にいるのにまるでお外でピクニックをしているような気分になります。インテリアは、モノトーン調のスタイリッシュな雰囲気で統一。インテリアだけでなく、LDKと水回りを繋げた回遊動線によって家事効率がアップしました。
タイコーらしい、開放感のあるパッシブデザイン住宅がまたここに完成しました。
ECO SPECS
省エネ性能の値
- 一次エネルギー消費量
- 519MJ/ (m2・年)
- 年間暖冷房負荷
- 185.89MJ/ (m2・年)
- Q値(熱の逃げにくさ)
- 1.24W/m2K
- UA値(熱の逃げやすさ)
- 0.44W/m2K
- C値(すき間の面積)
- 0.6cm2/m2
- ηAH値(冬の日射熱取得量)
- 2.2
- ηAC値(夏の日射熱取得量)
- 1.1
令和3年度自社基準
- 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
- Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6
年間の光熱費の比較
- 平均的な長期優良住宅
- 24.6万円 / 年
- この住宅
- 18.6万円 / 年
約24%節約
各種仕様
屋根 | 内側 | 高性能グラスウール16K|210㎜ | 熱貫流率 0.22 W/m2K | 屋根熱損失合計 14.75 W/K | |
---|---|---|---|---|---|
壁 | 内側 | 高性能グラスウール16K|120㎜ | 熱貫流率 0.37 W/m2K | 壁熱損失合計 60.54 W/K | |
基礎 | 内側 | 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ | 熱損失合計 14.51 W/K | ||
開口部 | 窓 | アルミ樹脂複合サッシ |Low-Eペアガラス [U値1.52~1.7W/㎡・K] | 窓・ドア熱損失合計 53.88 W/K | ||
玄関扉 | 断熱玄関ドア [U値2.33W/㎡・K] | ||||
熱損失合計 143.68 W/K ÷ 外皮表面積合計 324.84 W/K = UA値 0.44 W/m2K |
換気 | 熱交換型第一種換気システム | 熱交換率 70 % |
---|---|---|
照明 | すべての機器においてLEDを使用 |
一次エネルギー消費量
この家の 一次エネルギー[MJ] |
長期優良住宅の 一次エネルギー[MJ] |
削減率 | |
---|---|---|---|
暖房設備 | 18038 | 29681 | 39.23%削減 |
冷房設備 | 6784 | 11241 | 39.65%削減 |
換気設備 | 2945 | 3635 | 18.98%削減 |
給湯設備 | 16502 | 22879 | 27.87%削減 |
照明設備 | 4890 | 14594 | 66.49%削減 |
調理その他家電設備 | 20108 | 20108 | - |
発電設備の発電量のうち自家消費分 | - | - | - |
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 | - | - | - | 69267 | 102138 | 32.2%削減 |
- この家の一次エネルギー消費量 69267[MJ/年] ÷ 延床面積* 133.53m2 ≒ 518.74MJ/ (m2・年)
- 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して36.7%削減
* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。