施工事例
WORKS
旗竿地の家
「リビングに段差のある家にしたい」という当初のご要望。オーナー様が気になられていた土地は、静かな住宅地の中にある西向きの旗竿地でした。南隣には2階建て家屋があり、光を取り込むためには慎重に建物形状、窓の位置を検討する必要があると感じました。
プランニングでは、できるだけ南からの光を取り込めるようにLDKを2階に配置し上部を高天井とするご提案をさせていただきました。また、畳リビングとダイニングキッチンを階段を挟んで設けて視覚的にリビングから広がりを感じられるように計画しました。
奥まった敷地からでもしっかりと開放的な空間を実現した旗竿地の家。タイコーならではの段差を利用したパッシブデザイン住宅がまた一つここに完成しました。
ARCHITECTURAL DATA
- 設計士
- 前田良
- 完成
- 2018年
- 所在地
- 大阪府箕面市
- 建築面積
- 56.96m2(17.23坪)
- 延床面積
- 105.16m2(31.81坪)
- 敷地面積
- 126.67m2(38.32坪)
- 建ぺい率
- 60%
- 容積率
- 160%
- 階数
- 2階
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 構造
- 木造軸組工法
- 耐震等級
- 3(最高等級)
- 耐風等級
- 2(最高等級)
- 温熱等級
- 6
- 温熱地域区分
- 6地域
- 年間日射量地域区分
- A4区分
- 用途地域
- 第一種中高層住居専用地域
- 防火地域
- 法22条地域
ECO SPECS
省エネ性能の値
- 一次エネルギー消費量
- 619MJ/ (m2・年)
- 年間暖冷房負荷
- 200MJ/ (m2・年)
- Q値(熱の逃げにくさ)
- 1.57W/m2K
- UA値(熱の逃げやすさ)
- 0.46W/m2K
- C値(すき間の面積)
- 0.6cm2/m2(想定値)
- ηAH値(冬の日射熱取得量)
- 1.5
- ηAC値(夏の日射熱取得量)
- 1.1
令和3年度自社基準
- 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
- Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6
年間の光熱費の比較
- 平均的な長期優良住宅
- 25.9万円 / 年
- この住宅
- 20.7万円 / 年
約20%節約
各種仕様
屋根 | 内側 | 高性能グラスウール16K|180㎜ | 熱貫流率 0.25 W/m2K | 屋根熱損失合計 16.64 W/K | |
---|---|---|---|---|---|
壁 | 内側 | 高性能グラスウール16K|105㎜ | 熱貫流率 0.42 W/m2K | 壁熱損失合計 75.3 W/K | |
基礎 | 内側 | 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ | 熱損失合計 19.62 W/K | ||
開口部 | 窓 | 樹脂サッシ |Low-Eペアガラス [U値1.51~1.58W/㎡・K] | 窓・ドア熱損失合計 33.47 W/K | ||
玄関扉 | 断熱玄関ドア [U値2.33W/㎡・K] | ||||
熱損失合計 146.03 W/K ÷ 外皮表面積合計 322.52 W/K = UA値 0.46 W/m2K |
換気 | 熱交換型第一種換気システム | 熱交換率 70 % |
---|---|---|
給湯 | ガス潜熱回収型給湯機 | 効率 92.5 % |
照明 | すべての機器においてLEDを使用 |
一次エネルギー消費量
この家の 一次エネルギー[MJ] |
長期優良住宅の 一次エネルギー[MJ] |
削減率 | |
---|---|---|---|
暖房設備 | 15872 | 24296 | 34.67%削減 |
冷房設備 | 5183 | 9597 | 45.99%削減 |
換気設備 | 2115 | 3975 | 46.79%削減 |
給湯設備 | 16450 | 23711 | 30.62%削減 |
照明設備 | 4970 | 13603 | 63.46%削減 |
調理その他家電設備 | 20534 | 20534 | - |
発電設備の発電量のうち自家消費分 | - | - | - |
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 | - | - | - | 65124 | 95716 | 32%削減 |
- この家の一次エネルギー消費量 65124[MJ/年] ÷ 延床面積* 105.16m2 ≒ 619.28MJ/ (m2・年)
- 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して24.5%削減
* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。