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2021年9月23日

その他

高断熱高気密・都市型パッシブデザイン住宅の実証

こんにちは、タイコーの魚谷です。

まだまだ残暑が続いておりますが、あっという間にやってくるのが冬。本日は「当社のショールームだと真冬に無暖房でどこまで室温が上がるのか」というお話をさせていただこうと思います。

2021年1月21日、当社ショールームを高性能サーモカメラを用いて、1日を通しての日照と無暖房での室温変化を撮影・検証しました。(過去10年間の気象データを見て一番寒いのが1月21日ごろなので、弊社では普段のご提案の中でも冬は1月21日での日照シミュレーション、室温シミュレーションを行っています。)

設計士前田の自邸と比べて南面の窓が少なく、日射熱による室温の上がり幅は小さいですが、その代わりに付加断熱を行い、UA値・Q値を良くすることでより熱の逃げにくい住宅を目指しました。

まずはコチラの動画をご覧ください。

【今回の住宅の性能値】
UA値(熱の逃げやすさ):0.28W/㎡・K
Q値(熱の逃げにくさ):1.11W/㎡・K
ηAH値(冬の日射熱取得量):1.4
ηAC値(夏の日射熱取得量):0.8

サーモカメラに着目して見てみると・・・

陽が沈み、室内に熱が入り込まなくなってしまっても外部仕上げの床部分は19℃を下回っていません。

ここで無暖房時のLDK室温と外気温を比べたグラフを見てみましょう。

室温の下がり幅が約4℃にまで抑えられています。断熱気密性能がUA値0.28、Q値1.11、C値0.4と高いことで熱が外へ逃げにくくなっています。

陽の光が室内に入り込んできてから無暖房で約3.5℃上昇しています!これぞパッシブデザインの力・・・!

大阪や神戸、京都などの都市部では建物が密集して建っていることが多く、南面に窓を取っても、周辺の建物が邪魔をして肝心の直射日光が当たらない 、もしくは当たるとしてもプライバシーの確保が厳しいケースがほとんどです。

そのような場合には、周辺の建物を入れ込んだ敷地の日照シミュレーションの上、出来る限り直射日光の入る窓を取りますが、それでもηAH(冬の日射熱取得量)が足らず室温が上がりきらないこともあります。そういった場合はご予算に応じて付加断熱窓の性能強化などで断熱性能を強化し、熱の逃げにくい家をご提案させていただいています。

今回はそんな「都市型パッシブデザイン住宅」の実証実験でした。 このようにその敷地の周辺環境や日照状況に合わせてオートクチュールに作り上げていくのが「パッシブデザイン」です。

今回の動画の住宅は当社の常設ショールームとなっておりますので、大阪・神戸・京都にて家づくりをご検討されている方はぜひ家づくり相談会をご予約下さい! ショールームにて、当社の家づくりのこだわり、その実際の過ごしやすさをご体感頂けます。

 

設計士前田の自邸

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