施工事例

WORKS

格子の家

静かな住宅地の中、山のふもとの北東角地に建つ邸宅。低層住居地域であることから近隣の建物もゆったり配置されている良好な環境の建築地でした。

ただし、方位角度が45°ほど振っており、南側にも建物が建っている事から、光の入る位置、角度を慎重に検討しなければいけませんでした。

プランニングでは家の裏側である南に配置したバルコニーから光を取り込み、吹き抜けにかかる鉄骨階段に沿ってリビングまで導くようにご提案。外部には特徴となる構造フレームを組み、目隠し兼アクセントとして格子ファサードを設けました。東側にはウッドデッキを配置し、縁側のように使うことができます。

どことなく和を連想させる爽やかな風が抜ける格子の家。タイコーらしいパッシブデザイン住宅がまた一つここに完成しました。

  • モノトーンで構成されたシンプルな玄関ホール。
  • 木や石などの自然素材をたくさん使ったナチュラルモダンインテリア。
  • 玄関とのLDKは間仕切り壁上部で繋がります。間接照明がポイントです。

ARCHITECTURAL DATA

設計士
前田良
完成
2016年
所在地
大阪府高槻市
建築面積
62.31m2(18.85坪)
延床面積
108.89m2(32.93坪)
敷地面積
133.29m2(40.32坪)
建ぺい率
50%
容積率
100%
階数
2階
家族構成
夫婦+子供1人
構造
耐震構法SE構法
耐震等級
3(最高等級)
耐風等級
2(最高等級)
温熱等級
5
温熱地域区分
5地域
年間日射量地域区分
A3区分
用途地域
第一種低層住居地域
防火地域
法22条地域

ECO SPECS

省エネ性能の値

一次エネルギー消費量
673MJ/ (m2・年)
年間暖冷房負荷
250MJ/ (m2・年)
Q値(熱の逃げにくさ)
1.47W/m2K
UA値(熱の逃げやすさ)
0.47W/m2K
C値(すき間の面積)
0.6cm2/m2(想定値)
ηAH値(冬の日射熱取得量)
1.7
ηAC値(夏の日射熱取得量)
0.9

令和3年度自社基準

  • 一次エネルギー消費量 600MJ/(m2・年) 年間暖冷房負荷 180MJ/(m2・年)以下
  • Q値 1.9W/m2K UA値 0.46W/m2K C値 0.6cm2/m2 ηAH値:2.5 ηAC値:1.0 BEI:0.6

年間の光熱費の比較

平均的な長期優良住宅
32.1万円 / 年

この住宅
23.7万円 / 年

26%節約

各種仕様

屋根 内側 高性能グラスウール16K|210㎜ 熱貫流率 0.23 W/m2K 屋根熱損失合計 14.27 W/K
内側 高性能グラスウール16K|120㎜ 熱貫流率 0.37 W/m2K 壁熱損失合計 61.82 W/K
基礎 内側 押出法ポリスチレンフォーム|55㎜ 熱損失合計 13.18 W/K
開口部 樹脂サッシ Low-eペアガラス 窓・ドア熱損失合計 60.54 W/K
玄関扉 断熱玄関ドア
熱損失合計 150.68 W/K ÷ 外皮表面積合計 322.27 W/K = UA値 0.47 W/m2K
換気 熱交換型第一種換気システム 熱交換率 70 %
給湯 ガス潜熱回収型給湯機 効率 92.5 %
照明 すべての機器においてLEDを使用

一次エネルギー消費量

  この家の
一次エネルギー[MJ]
長期優良住宅の
一次エネルギー[MJ]
削減率
暖房設備 27097 42821 36.72%削減
冷房設備 1800 4635 61.17%削減
換気設備 2461 4369 43.67%削減
給湯設備 20024 27349 26.78%削減
照明設備 5317 16188 67.15%削減
調理その他家電設備 21027 21027 -
発電設備の発電量のうち自家消費分 - - -
コージェネレーション設備の売電量に係る控除量 - - -
77726 116389 33.2%削減
  • この家の一次エネルギー消費量 77726[MJ/年] ÷ 延床面積* 115.52m2672.84MJ/ (m2・年)
  • 国が基準値としている長期優良住宅の値 820MJ/ (m2・年)と比較して17.9%削減

* 計算に使用している延床面積は吹き抜け等の仮想床を含む面積となります。

VOICE OF CUSTOMER

施主 I様

「デザインと性能」全てがバランスよく揃っていたのがタイコーさん。

早い段階でタイコーさんに決めましたね。雑誌などで工務店を数社ピックアップした内の1社がタイコーさんだったんですが、見学でうかがった「ビレッタ三島」のモデルハウスがメチャメチャお洒落だったんです。吹き抜けと大開口のある開放的なリビングとスキップフロアがかっこ良くて、家づくりのテンションが一気に高まりました。その後もタイコーさんが手掛けたお宅を何邸か見学したのですが、どのお宅も素敵で。なので、他の工務店を検討することもなく、「タイコーさんで」となりました。

また、デザインなどの見た目だけでなく、耐震や断熱・気密に対しても高いスペックを追求されている姿勢にも共感できました。お洒落な家づくりをする会社さんは大阪にもたくさんありますが、「デザインだけで大丈夫?」と常々思っていたので。その点でも、タイコーさんは私たちが求めていた「デザインと性能」が全てバランスよく揃っていた感じでしたね。

設計をしてもらうにあたって、まずお願いしたのは「玄関と照明をカッコよく」です。ここが決まると家は絶対に素敵になると考えていたので。それと、「ビレッタ三島」のモデルハウスのインパクトが強烈だったので、同じように「リビングに吹き抜けを、そして大きな窓はぜひ」と要望しました。
それから、2階の本棚と好きな小物を飾るニッチもお願いしました。本棚のある2階ホールには、ソファとテーブルを置いて、リラックススペースにする予定です。お酒をチビチビと飲みながら本を読んだり窓の外の景色を眺めたり…、いま、そのためのソファを探しているところなんです。

家づくりを進めていくにあたっては、何度も打ち合わせをして要望を聞いてもらいました。コーディネーターの林さんは、聞いた要望をただ反映するだけでなく、必ずプラスアルファの提案をしてくれて、ありがたかったですね。各所に設けた収納もただ物入れを作るのではなく、コーディネートの一環として組み込まれているので、素人目に見ても「うまく考えられてるな〜」と感心します。また、感心と言えば「窓の配置」ですね。綿密に計画され配置された窓が、時間ごと季節ごとに巧みに光を採り込み、いつも明るく光あふれる空間を演出してくれます。

とにかく、工務店で建てる注文住宅はやっぱりいい!につきますね。ホント理想的な家づくりができたと満足しています。

MUSIC FOR THIS HOUSE

First Period

by Rei Harakami

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