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2021年4月27日

その他

「ウッドショック」による住宅業界の危機

 

こんにちは、タイコーの羽柴です。

突然ですが ウッドショック という言葉、皆様はご存じですか?

 

「オイルショックじゃなくて?」とお気づきになられた方が多いかと思いますが、まさに石油危機の木材バージョン。業界内では先月くらいからウッドショックについての情報が流れ始めました。つい先日 日経新聞で取り上げられた情報なのでまだご存じない方もいらっしゃると思いますが、2021年現在、住宅用構造木材の供給が不安定になっています。

 

 

【資料】2020.12日刊木材新聞

 

コロナ禍において日本では「おうち時間」が増えましたよね。必然的に住まいや暮らし方について考える時間が増えるので、今のタイミングで家を建てようと考える方が多くいらっしゃいます。

もちろんそれは日本だけの話ではなく、アメリカや中国でも家を建てる人やDIYをする人が急増し、今まで安価で手に入れることができていた北米産の木材が、アメリカや中国に流れていくようになりました。その影響により日本への輸入が滞ってしまったことに加え、世界的にコンテナ不足が加速し、物流コストが高騰することで木材価格が上昇傾向にあります。

日本では外国産の木材を使用し家を建てることが多いので、日本中でハウスメーカーを含め少しずつ影響が出ています。

世界的な木材の奪い合いによって、日本では従来の価格で木材を手に入れること難しくなってきます。

 

 

【資料】2021.3 日本経済新聞

 

SE構法は許容応力度計算による構造計算を行っており、部材強度がとても重要な部分になります。SE構法の梁や柱に使用されているオウシュウアカマツの強度と比べて、日本での供給量が多いスギは強度が落ちるために国産ヒノキなどの材料で対応しているのが現状です。今後SE構法を供給しているNCNと協力し、価格や供給量など調整していきますが、一時的にご迷惑をおかけすることがあるかもしれません。

 

今後も資材確保に努め、できる限りお家づくりをスムーズに進めることができるように最善を尽くします。

この状況がいつになったら落ち着くのかまだわかりませんが、タイコーはお客様と一緒に、この危機を乗り越えながらお家づくりをできればと思っております。

何卒ご理解の上、よろしくお願いします。

 
 
 
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