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2021年9月11日

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2025年、省エネ基準適合義務化へ!

こんにちは、タイコーの羽柴です。

昨日更新したブログをご覧いただけましたでしょうか? もしまだご覧になっていない方は コチラ から前回のブログをチェックしてみてください。

さて、おさらいです。IPCCが発表した報告書を受けて、日本は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。

 

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにすることを意味しています。「全体としてゼロに」とは、「排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする」ことを意味します。

 

この話は14分野の産業に関わってきます。

出典:カーボンニュートラルに向けた産業政策“グリーン成長戦略”とは?

もちろん住宅・建築物産業も該当します。カーボンニュートラルを実現する具体的な計画を練るため、国土交通省・経済産業省・環境省が「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」を定期的に開いています。

2018年の時点では「2020年省エネ基準適合義務化」が見送られてしまいましたが、8月に提示されたロードマップには2025年「住宅の省エネ基準への適合義務化」が記されています。

出典:国土交通省 ロードマップ

「省エネ基準適合義務化」とは、2015年「建築物省エネ法」で定められた省エネ基準以上の断熱性能を最低限有していない住宅は新築することができなくなる制度のことです。窓・屋根・外壁等の断熱機能や、設備のエネルギー消費量に基準を設け、建物の省エネ性能を評価します。適合すれば税制上の優遇などが受けられます。

さらに基準自体の強化も目指すとのことです。2030年度以降に新築される住宅は、現在の基準からエネルギー消費量を2割削減したレベル(ZEHと同等レベル)に引き上げられます。そうなると省エネ性能の強化には断熱性の高い資材や高効率の空調機器などが必要になります。

検討課題の1つとして挙げられていた「太陽光パネル設置義務化」は、建物の立地によって発電効率に差があり一律の義務化は非合理的との意見や、イニシャルコストの負担が住宅の購入を困難にするという意見が出ており見送られることになりましたが、ZEHレベルの住宅を建てるには太陽光発電システムの導入は必須になるので・・・日本ではほぼ義務化と言っても過言ではないかと思います。

日本の住宅は、太陽が高い夏には軒を出して直射日光を避け、太陽が低い冬には直射日光を取り入れる工夫がなされていました。ところが近年、冷暖房は欠かせない存在となっています。もし設備に頼らなければ、夏の暑さは尋常ではなく、家の中で熱中症になってしまうこともありますし、冬も部屋と部屋の間で起きる気温差によって命を落とすこともあります。

冷暖房設備機器は二酸化炭素の排出が特に多く、地球温暖化の原因の1つであると言われていますので、省エネ基準を設け、二酸化炭素の排出量の削減を目指しているのです。

卓越した設計技術で敷地を読み解き太陽の光と熱、風を適切に活用することができれば冬暖かく、夏涼しい春や秋に爽やかな風が吹き抜ける明るく開放的な住まいを実現することが出来ます。1年を通じて小さなエネルギーで心地よく暮らせる誰も教えてくれなかった、大阪に住む人のための欲張りな住まいの設計デザイン。

弊社ではパッシブZEH住宅をクリアするべくどの物件も真摯に対応させていただいております。

タイコーのお家はHEAT20G2を基準としているので2030年に省エネ基準をZEH基準に引き上げられても現在の性能値で十分クリアできます。

都市の中で省エネ住宅を建てるなら、タイコーにお任せください!

これからも環境・住まい手どちらにも優しく快適な住宅の提供をさせていただけるようにスタッフ一同精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

 

▶参考文献

国土交通省「脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会」

経済産業省 資源エネルギー庁 「カーボンニュートラルって何ですか?(前編)~いつ、誰が実現するの?~」

 

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